PC/ABSの特徴

2025-08-04

ポリカーボネート（PC）は、優れた総合性能を持つエンジニアリングプラスチックであり、その生産量はポリアミド（PA）に次いでいます。耐衝撃性、寸法安定性、耐熱性、透明性などの優れた特性を持ち、電子・電気製品や自動車製造業で広く使用されています。

ABSと比較して、PC/ABS合金は耐熱性、耐衝撃性を向上させ、製品のへこみや反りなどの表面欠陥を改善できます。PCと比較して、流動性を向上させ、加工性能を向上させ、製品の応力に対する感度を低減し、生産コストを削減できます。

自動車用途を例にとると、ABS/PC合金は自動車内装部品に最適な材料です。優れた耐熱性、機械的特性、良好な加工流動性を備えています。ABS/PC合金製の自動車ダッシュボードのビカット軟化温度は110〜135℃に達します。さらに、良好な塗装性と被覆フィルムへの密着性も備えています。ダッシュボードは表面前処理を必要とせず、ソフトトップコートを直接スプレーしたり、PVCフィルムでコーティングしたりできます。ABS/PC合金は、ダッシュボード周辺の部品、不凍液プレート、ドアハンドル、アンダーフロープレート、ブラケット、ステアリングコラムカバー、装飾パネル、空調システムアクセサリーなどの自動車部品の製造にも使用されています。

追伸：上記のニュースはウェブサイトからのものです。